私の家づくり - ぼくらの「ちいさなおうち」ができるまで -  

2.天国と地獄

私が家づくりに取り組み始めたのは、今から3年前のこと。
長男の小学校就学前までに家をつくろう、という目標を夫婦で立てた。
どこに家を建てるかは、現在生活するエリアを考えた。
どんな家をつくっていくか、夫婦の共通希望は、次のとおりだ。

@ 木をふんだんに使った家
A 2階にリビングを設置した家
B 木造軸組み構造の家

家づくりは、不動産業者、建設会社に相談することから、具体的活動が始まった。
家づくりの理由、どこに家を建てるか、どんな家を建てるかについてもA、Bまでは、支障なく話をすするめることができた。
しかし、どんな家を建てるかについて、@木をふんだんに使った家のところで、共感できる話し合いができない。
「具体的なイメージを伝えてください」「できますよ、お金があれば・・・」「やってほしいこと、我慢できることをまとめてください」等、私たちとしては、苦言を呈されることが多かった。
なぜ木なのかと問われれば、家の材を思い浮かべた時、木、コンクリート、鉄、プラスチック、石、土等、最初にイメージするのは木だった。
妻は、アメリカンカントリー雑貨収集、トールペイントを楽しんでいた。
木に対する想いは深い。
木をふんだんに使った家は、私たち夫婦の家づくりに対する第一条件であり、この希望が受け入れられなければ、家づくりを考えることはできない。
夢と希望を持って始まった家づくり。
しかし、資金準備を含め、1年半が経過しても、ここから先にすすむことができなかった。
天国と地獄とは、まさにこのことである。
時が経つにつれ、私たちには、家づくりは難しかったのか、とも考えるようになっていた。
家づくりへの情熱は冷めかけていた。



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