Jパネルで家を建てた体験談・・・

　↑　徳島県海部郡日和佐町から我が家の木材が伐採された山へ向かう途中にて撮影

１．「ちいさいおうち」

　「ちいさいおうち（バージニア・リー・バートン作、いしいももこ訳・岩波書店）という絵本がある。
　長い年月、時代の流れを経て、家の環境や持ち主は変わっていくが、最後には、建て主の子孫のもとに、その家が帰ってくるというストーリーだ。
ある住宅セミナーに参加した際、講師が紹介してくれた絵本で、書き出しはこんな文章から始まる。

　“むかし、むかし、ずっといなかのしずかなところに　ちいさなおうちがありました。それは　ちいさい　きれいなうちでした。　しっかり　じょうぶに　たてられていました。　この　じょうぶな　いえを　たてたひとは　いいました。　「どんなに　たくさんの　おかねをくれるといわれても、　このいえを　うることはできないぞ。　わたしたちの　まごの　まごの　そのまた　まごのときまで、　このいえは　りっぱにたっているだろう。」”

　この絵本を読んで、家づくりを始めようとしていた私は、せっかく家をつくるなら、満足できる家をつくろう。妻が喜んでくれる家、子どもたちや生まれてくるだろう孫たちが、こんな家に住みたいとおもえる家をつくろう、と考えた。

　
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